車輪の再実装をしない方がよい理由

「俺のソースだから」というプログラマは死んだらいいのに - 神様なんて信じない僕らのために
車輪を再実装しない方がよいというか、
再実装した車輪を使わない方がよい理由だけど、
テストや検証の量が全然違うからというのが一番大きいと思う。


標準のライブラリなりOSSなりなんかの製品なりだったら、
テストコードはきっちり書いてあるだろうし、
それ以外のテストもしてるだろうし、
たくさんのユーザが使う事で分かったバグの対処もされている。
逆に言うとそうでない場合はあんまり有り難みはないけど、
再実装したての車輪にはもっとない。


車輪の再実装をする本当のコストっていうのは、
車輪を実装する分のコストだけじゃなくて、
テストや検証を既存の車輪と同じくらい充実させるコストも含んでるという訳。


仕事でコードを書いているときは、
車輪を再実装する事自体が目的でない以上、
なかなかそこまでコストはかけられない。


というわけで、仕事では必要性の薄い車輪の"再"実装は極力避けた方がよいし、
既存の車輪では不足があって車輪を実装するなら継続してメンテ出来るようにすべき。
プロジェクト毎に同じような車輪を何度も実装するのはいいやり方じゃないよね。