業務システムとか

クソの役にも立たない言葉なので使うのやめようぜ
というのは半分冗談だけど半分本音。


「業務システムでは実装なんて3割程度だから大して重要ではない」がSI業界が解決すべき問題を端的に示している - @katzchang.contexts
このエントリ見てふと思ったんだけど、
一口に業務システムと言っても、お客さんの商売の種類や何のシステムかによってずいぶん違うと思うのだ。


IT技術者の所属している業界について、SI業界とWeb業界みたいにきれいに分かれているように言う人も結構いると思う。
でも、例えば、ECサイトのユーザ側じゃなくてバックエンド側のシステムの開発はWeb業界の仕事となると思うんだけど、
SI業界の仕事で似たようなのあるでしょ?


同じようなものを扱ってるのに、SI業界の仕事だからどうだとかWeb業界の仕事だからどうだ、
とか言ってたら正確な議論はできないし、逆もまたしかりで、
全く違うものを扱っているのに、同じ業界でやっている仕事だからと一緒くたに扱うのも問題だ。


とある業界のお客さん相手のシステムの開発だと「実装なんて3割程度だから大して重要ではない」というのが真だとして、
それを「業務システムでは実装なんて3割程度だから大して重要ではない」と一般化していってしまうのが誤解の元なんだろうなー、と思う。
さらに言うと、単なるブロガーが言うのであれば「誤解のもと」程度で済むけど、
いろいろな業界のお客さんを相手に仕事している会社の上の方の人がそういう誤った一般化をしてしまうと、
少なくともお客さんとシステムの開発要員にとっては不幸な結果になるのだろうとも思う。