SI屋にとって問題なのは技術の空洞化ではなくそれに気付かないこと
ではないかと、↓を見る等して思った。
SI屋の経営陣が技術の空洞化に気づかない理由 - プログラマーの脳みそ
直接必要な人材を自社で抱えている必要自体はなくて、
- プロジェクト完遂の為にどんな人材がどれくらい必要か判断する程度の能力
- 必要と判断された人材を確保する程度の能力
があればかまわないとは思うけど、
自社の空洞化に気付いてないってことは、2を意識的にできていない、
成功したプロジェクトにおいて必要な人材が確保出来たのはたまたま、
ってことだから大変危険。
リスクを引き受けるのが仕事なんだったら、
どこの会社がどういう技術が得意かとか、
なんていうフリーエンジニアがどういう技術が得意かとか、
そういう人材確保の経路をパッツンパッツンじゃなくて
ある程度冗長性を持って把握してないと駄目でしょ。
多重請け負い構造の一番下の方のたまたまその案件に入ってきた人の中に、
たまたまある技術について得意な人がいたので、
何とかなりましたとか何とかなりそうですとかって結構あるし、
そういう人が「何とかなりそうです」のタイミングで
所属している会社を辞めちゃったらどうするの?
2008/12/09追記
会社として人材確保の経路が管理されてればいいけど、結局のところPMの人脈ずてになってたりして、かなり狭いスコープでしか人材確保の経路がない状況な気がするな。
多重請負で間に一社挟んでたら、その時点でその人の確保については
「PMの人脈ずてのかなり狭いスコープの人材確保の経路」すら働いてないってことになるよね。
頭数そろえるのはともかく人材確保については、
- 全く意識しておらず運が良ければたまたま入ってくる
- 多い
- PMの個人的な人脈で確保する
- そういう所もある
- 会社として冗長化された人材確保の経路を確立している
- ほとんどない
みたいな感じなんじゃないかなー。